御朱印
御朱印は参拝の証として押す印章のことであり、御祭神との「ご縁」の証といえます。当社では、本社「氷川神社」と末社「四合稲荷」の御朱印を押印いたします。また、その月、その季節にちなんだ特別な御朱印を頒布しております。
ご参拝の記念に是非お受けください。
通常御朱印
氷川神社
本社の御朱印です。『氷川神社』・『東京赤坂鎮座』、東京十社の一社であることを表す『元准勅祭十社之内』の3種の印を押します。墨書では「つつしんで拝む」という意味の「奉拝」とご参拝日をお書きします。
四合稲荷
境内にある四合稲荷(しあわせいなり)の御朱印です。『稲荷神紋』と『四合稲荷』の2つの印を押します。なお、社名印は四合稲荷拝殿内に納められている勝海舟揮毫の扁額『四合稲荷社』の墨跡を用いております。
季節の御朱印
赤坂氷川神社では、日本の四季や神事に合わせその季節にちなんだ「季節の御朱印」を頒布しております。
*御朱印の色・柄は年ごとに変更をいたします。
初詣『波に千鳥』
1 月1 日~ 7 日頃
「家内安全」の文様として古くから親しまれる「波に千鳥」をあしらった御朱印です。千鳥は水辺に棲み、群れで飛ぶ小鳥の総称で、「千取り」に通じることから豊かさ・勝利の象徴とされております。また、青海波(波)文様と組み合わさると、「荒波(困難)を共に力を合わせて乗り越えてゆく」という意味を持ちます。
祈年祭
2 月17 日
祈年祭は「としごいのまつり」ともいい、毎年2月17日に全国の神社で行われる豊穣祈願の神事です。「とし」とは「稲」のことであり、農作業が始まる前にその年の秋の実りと豊作を祈ります。令和御大典記念で植樹した境内の梅の木を用いて、巫女が1枚ずつ和紙を「今様色(いまよういろ)」に染めております。
さくら参り
3 月下旬
境内の桜の開花に合わせて頒布する御朱印です。古代の日本人は、田植えの前に桜の木の下に集まり、秋の実りを神様に祈願していたといわれます。現在のように桜の木の下で、桜を愛でながら飲食を楽しむようになったのは、江戸時代以降のことです。当社社殿を建立した徳川吉宗公が、墨田川や飛鳥山、御殿山に桜を植樹し、庶民の花見を推奨したことにはじまります。
星合ひ参り
7 月1 日~ 7 日
星合ひ(ほしあい)とは、七夕の夜に彦星、織姫の2つの星が出会うことを意味します。短冊を笹竹につるす現在の七夕の風習は、平安貴族が「梶の葉」に和歌や願い事を書き、祈りを捧げたことにはじまるといわれます。この由来にちなみ、短冊と「梶の葉」を箔押ししております。
例祭
9 月15 日
9 月15 日の当社の例祭に合わせて頒布する御朱印です。氷川の名称の由来は、出雲国 簸川(現在の島根県斐伊川)にあるとされます。簸川の上流は、御祭神素盞嗚尊の「八岐大蛇退治」の舞台とも伝えられております。この御朱印は氷川の名に因み、水の流れを表した文様に、ご神紋である「左三つ巴」を箔押しで重ね奉製をしております。
大銀杏
11 月中旬~下旬
当社にある大銀杏の見頃に合わせて頒布する御朱印です。大銀杏は御社殿が遷座する以前よりこの地に生育していたと考えられ、江戸時代初期から歴史の変遷を見守ってきた当社のシンボルといえます。毎年11 月下旬に色鮮やかに黄葉し、見るものに生命力の強さと神秘さを感じさせます。
新嘗祭
11 月23 日
新嘗祭は、毎年11 月23 日に宮中と全国の神社で行われる新穀感謝の神事です。宮中では天皇陛下が新穀を神々に供えるとともに、御自らお召上がりになります。境内より収穫した「支子(くちなし)」を使い、巫女が1枚ずつ和紙を「不言色(いわぬいろ)」に染め、光輝く秋の実りを表しております。
月参り御朱印『かさね』
月参りとは、無事に過ごせたひと月の感謝と、新しい月のご加護を祈願することをいいます。月参りのご参拝記念として、月ごとの御朱印「かさね」を頒布しております。
5月のかさね 菖蒲
青々とした菖蒲の葉と、色鮮やかな根の部分を表すかさねです。五月五日の端午の節供では、軒先に菖蒲を吊るし、菖蒲湯に入ります。これは菖蒲の葉が剣の形をしていて、強い香りを持つことから、邪気を祓う力が
あると考えられているためです。
かさね / 表 – 青 裏 – 紅梅
月参り御朱印『かさね』は、日本の伝統的な配色である「襲の色目(かさねのいろめ)」を用いて奉製をしております。十二単に見られるように、平安貴族は色のかさね合わせにより季節の移り変わりを表しました。この雅な文化は四季のある日本ならではものといえます。都心にありながら緑豊かな境内の中、季節の移ろいを感じながら御参拝いただければ幸いです。
御朱印帳
御朱印帳
いちょう
境内にある樹齢400 年の「大銀杏」の葉をデザインした当社オリジナルの御朱印帳です。緑、青、ピンクの3種類をご用意しております。
御朱印帳
東京十社めぐり
明治元年、明治天皇が准勅祭お社として幣帛を捧げられ、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社が十二社ありました。昭和天皇御即位50年を奉祝し、その中で十社を選定し、東京十社めぐりが始まりました。